2354 文字
12 分
折りたたみ式ルームランナーYumcute 13PBJのレビュー
当サイトの記事は無断転載禁止です。
目次
1
経緯
2
選定、購入
3
箱出し、組み立て
気になるところ
4
動作確認
5
使用感
6
調整
傾斜をつける
手すりロックの修正
7
収納時の出来事
8
故障
9
各観点の評価
10
総評と教訓
⚠️注意⚠️

今回のレビューでは批判的な内容を多く含みます。

経緯#

ジョギングを始めてはみたが、花粉やら雪やら寒暖差やら、なんだかんだ外で走れない状況が多くある。
ブランクが空くとモチベーションを保ちにくくなることや、空調の効いた部屋で運動できるようにすることで運動習慣をやめてしまうリスクを減らせると考え、ルームランナーの購入を検討した。

選定、購入#

部屋の広さ的にはルームランナーがおけるスペースはあれど、出しっぱなしだと支障が出る。
折りたたみと検索して出てきたタイプが2つあった。

1つは持ち手部分を倒すことができるタイプ。それじゃ最低面積が床面積そのまんまで意味ないやんと思い却下。

もう一つが床部分を折り畳めるタイプ。価格は同スペックの普通のタイプよりやや高くなるが、高すぎるレベルではない。

要件的に後者を選択し購入した。

最高速度が8km、12kmの2つがあり、3000円ほどしか変わらなかったので12kmのものを選択。
12kmのものは持ち手とすっ転んだときなどに自動的に止まってくれる機構が付いているらしい。

箱出し、組み立て#

床、手すりが折りたたまれた状態で入っていた。
手摺部分がキチキチに畳まれているため、伸縮ロックを解除して、引き伸ばしてから持ち上げた。

箱出しした状態だと、ベルトのテンションが強めに掛かっている。
力をかけて思い切って広げる必要があった。

なんと手摺部分はボルトで固定しなければならない!

気軽に折り畳めないのでこれはナンセンス。

コントローラー部分に安全プラグを差し、電源コードをつないで、組み立て完了。

気になるところ#

電源プラグやボタンの取り付け部分があからさまに安っぽく、がたがたしている。

製品仕様の表記に至っては、今まで見たことないほどのヤバさを感じる・・・
110V、3.5Aと一応読めそうなので約400Wまであるとは分かるが、翻訳以前に問題があるのではと疑ってしまう。

動作確認#

1kmから0.5km単位で速度を調節できる。

安全プラグが抜けるとすぐに自動で止まる

使用感#

4kmでは多少歩幅を広げて歩くくらい
4kmでは多少歩幅を広げて歩くくらい
8kmだと速歩き、小走りくらい。<br>12kmだとジョギング以上ランニング未満になる。
8kmだと速歩き、小走りくらい。
12kmだとジョギング以上ランニング未満になる。
  • 8kmだと速歩き程度。ちゃんと走ろうとすると12kmはあったほうがいい
    • ウォーキングだけなら8kmモデルで十分。手すりがない分取り回しがいい
    • 12kmを10分ジョギングすると、140心拍数くらい
  • なんだかんだ不意にバランスを崩したりしたとき、手すりがあると心強い。幅が狭めなことと、後ろに下がるとあからさまに不安定になる。
    • とはいえ、先のボルトで手すりをロックするという面倒さを考慮するなら、本体とは別に机やらなんやらで支えをセットアップしても十分だろう。
  • 箱出しの状態では跳ねる感じで走るとかなり軋む。ベルトのテンションを少し緩めたりグリススプレーを塗布したりして解消はされた。だが、振動やモーター音は集合住宅で使えるかはかなり怪しい
    • 12kmだと電車の発進時の加速音のような唸り声を上げ続ける
  • 30分以上使い続けると、ベルト部分が熱くなる
    • これは使ってみるまでわからなかった。当然のことながらモーターとローラーでベルトを回す以上摩擦しているわけで、走っている最中はそこまで気にならないのだが、止まって触ってみると日光を浴びたアスファルトのようにアチアチになっていることが分かる。
    • 放熱面積が多く、かつ汗水垂らして走る都合上室内温度は上昇しやすい。扇風機やエアコンでの空調は必須だろう。

調整#

傾斜をつける#

デフォルトだと水平のため、設定速度で下り坂を走っている程度の負荷しかかからない。
底面に8つの足があり、それで傾斜をつけてみた。

一番前側をギリギリまで高くし、中間二列を微調整。

しかし一番高いと軋みが酷くなったり、ベルトの下側がこすれる感じになったりしたので、やや高さを落として調整を繰り返した。

最終的には2、3度くらいの角度しかつけられなかった。

手すりロックの修正#

付属のボルトは六角がないと閉められず不便。

なので単純に長いボルトに変えてみた。(M8の10cm)

かろうじて手締めできるのでまだマシになった。

ハンドルの付いているネジに変えるのがベストだろう。

収納時の出来事#

手すりのロックを手締めできるようにすることで、出し入れはしやすくなった。
が、持ち手が無いため床面の端を持ち上げてローラーで転がして移動。
そして壁に立てかけて手を話した瞬間、

床面全体が落下し、右膝の内側に直撃した。

直撃して足に引っかかり皮膚を引きずって、長方形の傷跡を作り内出血。
30kg近くの重量物が落下して引っかかったのだ。2週間ほどアザが残ったのは当然と言える。

故障#

それでも1週間ほど使い続けた結果、折りたたみ部分の丁番?から、シャフトと思われる鉄の棒が飛び出してきた。

走っている最中に足を引っ掛けたら目も当てられない惨事になるだろう。
これ以上怪我をしたくないし流石にショップに連絡したところ、初期不良として全額返金してもらえることになった。

各観点の評価#

  • 静音性 ❌
    • 12kmの速度を出すと、結構うるさい。
    • ジョギングはおろか、ウォーキングでもそれなりに重低音は鳴り響く。
    • とても集合住宅で使用に耐えられるものではない。謳い文句を鵜呑みにしてはいけない。
  • 安全性 ☠️
    • 折りたたんで立てかけて収納する用にゴムが設置されているにも関わらず、折りたたみ部分にロック機構がなく手前側に倒れるため、とても実際の使用イメージを想定して設計しているとは思えない。
    • 手すりを取っ手代わりに移動させようとしたら、間違いなく怪我をする。
  • 品質 ❌
    • 手すりのロックしかり、折りたたみの安全性然り、きちんと設計された製品ではない。あらゆる部分に不便さがある。
    • 電源プラグ周りのペコペコ感も、耐久性の観点上よろしくない。
    • それなりに重いものであるにも関わらず、取っ手がない。
  • 値段 🉑
    • 折り畳めて仕舞える、という機能に関してだけ考えればそう悪いものではない。
    • が、こんな危なく低品質なものを3万超えで買うくらいなら、折り畳めないやつを出しっぱなしで使うほうがマシ感はある。

総評と教訓#

総じて設計が雑。雑な分安いという印象。

買うなとは言わないが、危なっかしく手間もかかる上うるさいという、あらゆるネガティブ要素を受け止めきれる人だけ使うことを強く勧める。
ジムに通うのが確実だし、快適性に目をつむれるなら外を走ったほうがいい。
なんなら畳めるという機能を諦めれば、これの代わりなんてルームランナー以外でも選択肢がありまくるはず。

今回の教訓。人柱的に怪しい製品に手を出すのなら、時間と体力を犠牲にする覚悟を持とう。


この記事をシェア