経緯
上記でルームランナーを試したが結局返品し、別のマシンを検討した。
要件の追加
前回のルームランナーとほぼ変わらないが、静音性に関してモーターを使う製品の説明は当てにならなかったことから、非電源の製品に絞り込むことにした。
それと、座って使う製品も除外している。これは尻が痛くなることを忌避してのこと。
痛みが出てそれが引くまで運動を中断し、そのまま三日坊主コースになるリスクを避けるためである。
まとめると、追加要件としては
- 非電源
- 立って使う(使える)
- 関節への負担が少ない
となった。
候補列挙、選定
追加要件を踏まえると、おおよそ製品のタイプが絞られる。
-
自走式ルームランナー
常にバーを掴んで傾斜を設定したシートの上を走ることになるので、微妙に不自然な動きになりそう。
足の振動音は根本的に防ぎようがないのと、サイズが基本でかいので見送った。 -
ステッパー
単純すぎて飽きそう。余談でも触れるがこの手のマシンは安くて買いやすい反面、飽きて肥やしになるリスクが高すぎる。加えて運動量も低いので時間対効果の低さは無視できない。
-
クロストレーナー
腕と足を両方動かすことで、負荷の分散と運動量の増加を両立させている。基本的な負荷自体は低い。
ややでかいのが気になるのと、意外と高い。
いずれも電動ルームランナーに比べれば安いが、ネガティブな面を比較していってクロストレーナータイプを選ぶことにした。
購入
クロストレーナーと分類される中でも、少し変わった製品を選んでみた。12000円ほどで購入。
主だった選定理由としては折り畳めること、重量が相対的に軽いというスペースの占拠率が少なく済みそうだったから。
主要なクロストレーナーは、エアロバイクにシーソーのような機構がついているようなもの。片側をペダルに、片側を握る部分にしており、常時スペースを占拠する仕様がほとんどであった。重量も20~30kgとデカくて移動もやりづらいというところで選ばなかった。
負荷調整ができたり機構的に頑丈そうであったりするが、できることに比べて割高感があった。
開封、組み立て

組み立ては20分。本体は事前に組み上げられており、固定バーを抜く、持ち手と腹を支えるパッドを組み付けるだけである
TIPボルト類が各パーツに取り付けてあるので楽。たいてい中華製品は別の袋にボルトがごっちゃり入っていたりするのでこれは意外だった。
使用感

静音性
静音性は確かで、まず集合住宅で問題なく使える。
早く動かすと一瞬片側に荷重が偏って軋む音が出ることがあるが、マットを敷くと緩和される。自分はヨガマットを半分に折りたたんで設置した。
負荷
負荷は自分で変化をつけて調節するしかない。だが悪い点とは言い切れない。
- 機構がシンプルなのでエアロバイクのように慣性で勝手に足が動くことがなく、常に自分でペースがキープできる。故に曲を聞きながら動かす際、リズムに乗せやすい
- 運動に変化をつけやすい
- ブランコ運動ができる。度が過ぎると本体が浮き上がるので程々に
- 手を離して足だけで漕ぐこともできる
- 逆に足の力を抜いて、腕だけで動かすことも可能
- もちろん左右のうちの片方だけ、というような変則的なこともできる。スマホを弄りながら文字通り片手間の運動となるわけだ
そもそも有酸素運動では負荷よりも心拍数の維持や継続時間のほうが重要で、負荷調整はペースを上げるなり、耐荷重を超えない程度にウェイトを背負ったりすれば可能なはず。
なので本体に負荷調節がなくてもあまり問題とはならなかった。
収納性


折りたたみはやや手間。腹を支えるパットが飛び出しすぎているせいで畳んでも収納スペースが余り変わらなかった。
現在は思い切って外している。使用感はあまり変わらないのでこれで良しとした。
耐久性
2ヶ月ほど使ってみての印象
軋み音が増加するといった事態は起きていないが、軸受部分が熱を持つため、そこは不安。
説明書にはバラバラ状態の図解が載っているので、いざとなったら自分でボルトやベアリングを調達して整備できるかもしれない。
痛みについて
1時間漕ぐと流石に足裏が痛む。スリッパでは足裏の一点に集中してしまう。
ランニングシューズ(アシックス JOLT5)を履いた場合、足裏は痛むが、同時に膝も痛みが出る。これは悪化したというより、足全体に負荷が分散されたと考えて良いのだろう。それぞれの部位の痛みはほぼほぼ同じくらいである。
痛みは2、3時間安静にしてればいつの間にか引いている。翌日には通常通りに戻っている感じ。
余談-ROOMFITについて
実を言うと足漕ぎのマシンは既に持っていた。(ROOMFIT)
しかし悲しいかな、これは結果的に失敗であった。
デスクワークをしながら足を漕ぐというのは、単純作業や動画鑑賞などの頭を使わないタスクといっしょにやるのなら問題ない。
ところが単純作業のときだけマシンを引っ張り出し、複雑な作業では仕舞うというのは余計なひと作業が間に入る分すごく億劫である。
これからやろうとするタスクが単純か複雑かを判断して次の行動を決めなければならない。本来やるべき作業がそれで滞っては本末転倒なので、その運用は早々に諦めた。
動画鑑賞についても基本的には食事をしながら見るのでまず無理。単品で見る場合はむしろそれに集中したいものが大半なので、用途に合ってない。
諸々の事情から、こいつは家の中で浮いた存在になってしまった。
有酸素運動という観点ではこいつを立って使うことはできる。
が、あまりにも単調な運動すぎること、足裏や足首を痛めやすいことなどから、今回の製品にチャレンジしてみた、という経緯があった。
観点別評価まとめ
ROOMFITと前回のルームランナーを含めて5段階評価をしてみた。
| SF-902 | ROOMFIT | yumcute | |
|---|---|---|---|
| 静音性 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ |
| 運動量 | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
| 収納性 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 耐久性 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| 安全性 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
| 飽きにくさ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| コスパ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
総評
説明されている機能だけを考えると割高感はあるので、結局外を歩くのが一番経済的ではあるのだが、映像を見ながらウォーキングするという要件を満たすなら、こういったマシンが必要だろう。
思いの外自分の意志でリアルタイムに運動に変化をつけられるという点が飽きにくさや継続性に寄与しているので、十分選択する価値はある。
絶対に飽きないとは言えない。映像を見ながら、音楽を聞きながらでないとおそらく続かない。
少なくともステッパーとかの単純すぎる運動よりかはやめにくいだろう。