今までのプレイ環境と購入までの経緯
以前にも折りたたみ型のハンコンスタンドを使ったことがあるのだが、
- 折りたたむための手間がある(いちいちネジを取り外す必要がある)
- 折りたたんでもあまりコンパクトにならない
- 重すぎて位置調整などのセットアップが面倒
という三重苦からか、ホコリを被っていった。
そんな中まるっきり無関係な本棚を処分しようとして分解していたところ、本棚の板材にハンコンやシフターを取り付けて、その板を机に取り外しできるようにしたら場所を取らず、低コストでセットアップできるのではと思いつき、しばらくその環境でプレイしていた。

しかしこれまた日の目を浴びることが少なくなる。
前の家が手が余るほど広く運動も色々とできたのだが、今の家は多少手狭でやや運動不足となっていた。
で、デスクワークしながら運動できたらいいなと思い、足漕ぎマシンを机の下に配置。

これを導入したことで机でハンコンをプレイしようとすると、マシンを取り出してフットペダルを配置するという手間が発生することになり、次第に億劫になってしまった。
身の回りがある程度落ち着いてきたところで、ハンコンを腐らせておくのをもったいなく感じ復活方法を検討した。
VRゴーグルとシート一体型のスタンドがあれば、机の前に置かなくてもプレイできるだろうと思いその手のデバイスを調べた。
この時点では先入観でシート型のスタンドは10万近くするものだろうから、それを参考にdiyしようかと考えていた。
しかしyoutubeでplayseat challengeの紹介動画を見て良さげだと思って価格を調べると5万円もしないことが発覚し、なかば衝動買い的に購入した。



組み立て

説明書はあれだが、構造自体は単純でシート自体の組み立てはツールレスであることもあり、思ったよりも苦戦しなかった。
Xでも報告したが、40分程で組み立てとハンコンの取り付けられた。
先週注文したplayseat challengeが届いたので早速組み立てた
— ワトラワ (@wa10rawa) November 20, 2024
大体40分程でハンコン(G29)の取り付けまでできた
この後は3Dプリンターでシフターとハンドブレーキマウントを印刷して取り付けていく予定 pic.twitter.com/NqSUHyYdyp
組み上がってまず戸惑ったのが座り方。
説明書に座り方の解説がなく、ハンモックみたいに体を上から滑り込ませて座るのかと一瞬考えたが、ハンコン右側のロックハンドルを解除して横に倒すことで、シート正面が空いてくれることに気づけたので事なきを得た。
シフト、ハンドブレーキの装着
公式パーツはあるのだが、3000円以上する上壊れやすいという噂もあり、3Dプリンターで似たようなものがないか探した。
ただし左ハンドル仕様(シフターをハンドルの右側につける)であり、今まで右ハン構成でプレイしていたこともあり、ちょっと修正。
修正と言っても単にモデルを左右反転させただけである。
印刷はPLAで400g弱使い、11時間半ほどかかった。
strengthプリセットだと時間が多めにかかるのは致し方ない。

組み立てるのに使ったネジは以下の通り
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m3 50mm x7
マウントとパイプを挟み込むパーツに使用
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m3 30mm x5
マウントとハンドブレーキ台の接合に使用
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m5 30mm x4
ハンドブレーキ台とハンドブレーキの固定に使用
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m5 40mm x4
シフターの固定に使用
ネジは100均のセットのやつと、長いネジはホームセンターで仕入れた。

組み付け手順
まずマウント本体とブラケットをハンコンのフレームに取り付ける。
m3の長いネジを使う。自分は50mmを使ったが、40mmとかで十分だと思う。
次にハンドブレーキの組付け。

ハンドブレーキ台にハンドブレーキを取り付け、マウント本体取り付け用の穴にナットをペンチを使って埋め込んでおく。
後からハンドブレーキを付けることもできるが、配置的に作業性的に先につけることをおすすめする。


マウント本体側からネジを入れ込み、ナットと組み合わせる。


残りすべてのネジを止めた様子。
一応二段階に角度を調節できるが、手前に倒した状態だと折りたたんだ時にシートとハンドブレーキが干渉するかもしれないので、ハンドブレーキが水平になる角度にしている。

シフターの固定。これはシフターの穴とマウント本体の穴をm5ネジで締めるだけ。
後は配線周りを整備すれば、シフターとハンドブレーキの取り付けは完了である。
トラブル
取り付けて座ろうとハンドルのロックを解除し持ち上げたところ、シート正面が開ききらない。
見たところシフターと椅子のフレームが干渉してしまっていた。

取り付け方を工夫し、シフターの設置上の高さを上げることで、開ききれるように修正できた。



ペダルの固定パーツ取り付け

デフォルトだとマジックテープのバンドで固定するのだが、力強くペダルを踏みつけるとずれるので固定具を3Dプリンターで作成。PLAで印刷した。
手持ちのm6ネジで取り付け。
本来は50mmくらいの頭の小さいネジが必要になるので注意。

最初は割れるんじゃないかとビクビクしたが、意外と問題なく使える

手持ちのネジではネジ頭が底面に出っ張ってしまった
完成




シートを使ってみた所感

シート一体型のハンコンスタンドを使ってみて初めてわかったのが、FFBがシート全体に伝わることで明らかに運転している感が激増する。ガタついたりよじれたりもしないので、いままでオフィスチェアでプレイしていた環境と比べて遥かにプレイしやすくなった。
シート一体型なのでそもそもの設置スペースは必要となるものの、収納が思ったよりも手早くできるのは高評価である。(慣れれば1分もかからず畳める)
しまいやすい反面、配置レイアウトは結構制限される。ディスプレイを正面に添えて、かつシートの左右に空間が必要になる。でないとハンコンを左に動かせないし、シートに座りに行けない。
加えて座りに行くときや立ち上がるときが若干不安になるかもしれない。調整にもよるが、座面の位置が低めにあるので、上からドスンと尻を落とすことになる。勢いがつくとテープが剥がれ椅子を壊すか怪我をするかもしれない
立ち上がるときは支えとなるものがCHALLENGEと書かれている横のテープくらいしかなく、そこに両手をつけて踏ん張る形になる。これも負荷がかかりすぎるとまずい気がする。
少ない点数のフレームとマジックテープで構成されているので、乱暴には扱えないだろうなという印象であるが、機能面は十分だろう。
VRidgeでのdirt rally2.0の所感
VRゴーグルでプレイすれば、レイアウトの制限が緩和されるだろうという発想からVRidgeを購入し、dirt rally2.0(以下DR2)を遊んでみた。(記事執筆時点でのプレイ時間は150時間弱くらい)
平静時はあまり違和感はないが、ぶつかったときやスピンしてバック状態になったときに頭が前後に揺れると、結構な恐怖を感じた。これはシートの所感でも触れたFFBの伝達が、VRだとより一層没入感を高めたせいだと思う。
vrでもシート周りの空間は必要だが、ディスプレイが不要なため真正面から座りに行ける。コードさえ届けばモニターはおろかpcの近くにいる必要もないので、想定通りレイアウトに自由度ができた。
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ドリフト現象の対策(未解決)
プレイしているとコクピット正面がどんどん右にズレていくように。調べてみるとドリフト現象というものらしい。DR2を交えながら説明すると紛らわしい・・・
これを直すにはポーズメニューで視点をリセットを選べば、カメラ位置が直ってくれる。だが根本的にスマホVRだと発生する事案であり、超めんどくさい。
Vridgeにはトラッキングソースとしてスマホのセンサーとfreetrackというトラッキングソフトを利用できる。
freetrackでは本来、LEDをつけた部品を頭に取り付けてトラッキングするのだが、opentrackというソフトを使うと別のトラッキング方法をfreetrackとして振る舞う事ができるようになる現在Arucoという方式で、頭にQRコードみたいなマーカーを貼り付けてwebカメラで撮影してトラッキングする方法を試験中である。
Vridge的にはfreetrackだけでトラッキングもできるっぽいのだが、何故かうまくいかない。
そもそもopentrackの使い方がまだよくわかってない。この設定でドリフト現象を抑え込めるかもわからないなど、前途多難。
VR酔いについて
最初はVRidgeデモ版で試していた。デモ版では連続10分までしかプレイできず、リセットするにはSteamVR、DR2両方再起動する必要があるのだが、10分もプレイするともう軽く酔ってしまった。
もともと3D酔いに強くもない(fallout3やboderlands2を2時間もプレイすると気持ち悪くなる)ので仕方ないところかと思った。
しかし製品版を買って何回かやっていると、プレイ中はあまり気持ち悪くならなくなってきた。
ただそれは錯覚なのか、プレイ後の日常生活に戻ると気持ち悪さがあとから自覚されてくる。
なので、自覚症状はなくとも連続2時間くらいに抑えたほうが良さそうである。
まとめと展望
3万強に見合ったパフォーマンスはあるので、買ってよかったと思う。
しかしこれは3Dプリンターでカスタマイズできる前提での話。類似品では元からシフターがつけられるようになっていたりもするので、playseatに限らず、2万円以上の予算がありスペースがあるならシート型を検討してみるのをおすすめする。
組み立てのときにも思ったがplayseat challengeはシンプルな構造であり公式での拡張性には難がある。だが、DIYでやる分には逆にやりようの幅が広いと思う。
探してみるとボタンコンソールを設置したり、ビールのホルダーを取り付けるような3Dモデルが公開されていた。飲酒運転・・・!?
今後拡張するとしたらバスシェイカーの導入をしてみたい
FFBが体全体に伝わる感じが新鮮だったので、それの延長。
ただバスシェイカーの騒音がどれくらいなのかにもよるので、しばらくは見送るかも。