購入動機
2024年4月頃に購入。当時はBanbuがセールを開催していて、3割引ほどの価格で良さげな3Dプリンターが手に入る状況だったのでそれに飛びついた形になる。
クーポン使って100000円くらいで購入した。
なお3Dプリンターはこれで2台目で、最初のプリンターはPrusa i3である。
動機の要因第一位は上記の通りセールの機会を獲得することにあるが、プリンター自体の要因は以下となる。
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多色印刷可能
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でも多色で印刷は多分しない。用途としてはPVAなどの水溶性サポート材とメイン材とで印刷できるようにして、サポート剥離の手間を低減できるというのが目的
なお公式としてはPVA、TPUなどの柔らかいフィラメントはliteではサポートしていないとのこと。自己責任でやれば問題なかろう。
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印刷速度
- 最大500mm/sの速度で印刷できる。Prusaくんはデフォだと50mm/sなので単純に10倍になる。
- しかしこの速度は常に出せるものではない。その顛末については後述
- 最大500mm/sの速度で印刷できる。Prusaくんはデフォだと50mm/sなので単純に10倍になる。
A1にした理由
- 別候補としてA1 miniを調べたが振動が発生しやすいという話があったのと、z軸が1軸なので、剛性的な不安があった。A1は3万円ほど高くなるが、それで不安が払拭されるなら許容範囲の値段と考えた
- P1Sは筐体付きでさらに安定していると思えるが、ABSなどの筐体必須なフィラメントを使う機会がないと思ったこと、A1より6万円、A1miniだと倍以上の値段がすることもあり、候補から外した
開封、組み立て
箱は大きすぎず小さすぎず。





諸々キャリブレーションを実行するまで1時間ほどかかった
組立時に気をつけること
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ネジがやたらと多い。それも組み立てに必須ではないネジのほうが多い。
何回か間違ったネジで組み付けていた。これは説明書に必要な各ネジの本数とスペックは書かれているのだが、ネジが入っている袋には中国語、英語で説明が書かれており、説明書の記載と単純に一致できないのが要因。
一応自分が組み立てた経験から言えることは、最初にねじ類をすべて並べて、どれが必要でどれが必要ないのか整理したほうがいいです。
国内品だとそういったところはきっちり作られていて、こんな問題は起きなかったんだなと改めて実感しました。
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梱包材がやたら多い。外し忘れに注意
- Z軸の梱包材を外し忘れてキャリブレーションを実行してしまったとき、自動で中断してくれた。フェールセーフがあるみたい
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組み立てのネジが、説明書に載っていないものが多く混じっている。(アフターパーツ用)
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メンテナンスの手間は多そう
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設置場所。寸法サイズよりもプレートが後ろに結構な勢いで飛び出すのと、プープを受けるスペースもいる
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フィラメントの材質によっては、AMSが推奨されない(TPU、カーボン繊維入りフィラメントなど)
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AMSのチューブを取り外し方は同封の説明書に記載していない。ネット上の説明書(英語)を読むなりyoutubeで探さないとわからなかった
NOTE
チューブをまとめるパーツを接続部分に押し付けて、チューブを引っ張るようにすることで外せる

Prusa i3との比較
寸法面


寸法自体はほぼ一緒。
結構違かったのはプレートの手前、奥へのオーバーハングがかなりあること。
公式で載せている寸法+10cm程度はないとおけないと思う。
スペック面
Prusa i3

2018年7月購入(6年ほど使用)
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印刷面積
- 20cm x 20cm x 24cm
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印刷速度
- 50mm/s
- なのだが、スライサー側の設定で200mm/sまで上げている。印刷品質は当然低いが、低いものを印刷するときはほぼ失敗しない。Z軸に高いものを出そうとすると失敗しやすい
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オートレベリング機能
- 自前で後付。近接センサーとファームウェアの書き換えで9点式のオートレベリングができる。費用としては1000円程度
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多色印刷
- 当然なし。
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対応フィラメント
- 公式にはABSもサポートしているのだが、現実的にはPLA、PET-Gくらいしか印刷できない
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静音性
- モーター音がピーピーやかましい、電源の冷却ファンの風切り音が鳴り響くなど、お世辞にも静かとは言えない
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メンテナンス性
- 最悪。一度エクストルーダーのギヤが緩んでフィラメントが送れないトラブルを解決しようとした際の分解が大変だった。
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ホットエンドや冷却ファンは、Arduino基盤にケーブルで接続される。それらを取り外さないととてもエクストルーダーを取り出せない。特にホットエンドはZ軸調整が組み付け時に変わってしまうため、修理以外のコストも掛かってしまう
プラスドライバー、小さい六角ネジ、スパナなど、分解に必要な道具も多く、何度もやりたくない
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- 最悪。一度エクストルーダーのギヤが緩んでフィラメントが送れないトラブルを解決しようとした際の分解が大変だった。
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その他
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最初買ったときはSDカードの基板とのはんだの接触が甘く、組み立て直後の印刷ができなかった。
カードを抜き差しすると認識したりしなかったりする症状があったところで、原因に気づきハンダを付け直して解消した。
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Bambu Lab A1 Combo

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印刷面積
- 25cm x 25cm x 25cm
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印刷速度
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最大 500mm/s
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しかしこの数値は、高速印刷対応フィラメントを使用した、印刷処理の一部分で出せる速度に過ぎない。
このため、専用のフィラメントを用意するコストと、印刷平均速度はこの数値にはならないので、単純なアップグレードと解釈してはいけない。
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オートレベリング機能
- デフォルトで搭載。調整等は不要。
- セットアップ時にキャリブレーションを実行させてやるくらい
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多色印刷
- AMS Liteという専用デバイスで行う(右側のデバイス)。対応フィラメントは限られる
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静音性
- モーター音などは小さい。しかし、振動による重低音は、Prusaよりも遥かに大きいと感じる
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メンテナンス性
- やや癖はあるものの、色々考えられている印象(特にホットエンド周り)
- フィラメント詰まりに対してもエクストルーダーの内部やホルダー部を分解できるので、つまりの原因切り分け等がしやすい
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その他
- ノズルの掃除を勝手にやってくれる
- ネットワーク上から内蔵カメラにより印刷状況を確認できる
- タッチパネル操作
比較の総評
部品自体のクオリティの高さ、機能の多さ、メンテナンス性の少なさなど、総合的に見て買い替えて良かったと思う。
しかし、置き場所に若干困る。AMS Liteをフレームにくっつけるためのパーツが公式で公開されているようなので、それも試してみる。
実際に印刷してみた際の感想などはこちら